阪神・淡路大震災や東日本大震災の経験から、災害医療救護活動における薬剤師の活躍が高く評価されました。
医療チームでは、少人数の医師が自らの専門科以外の患者に対応し、普段使用したことのない銘柄の医薬品を使わざるを得えないため、薬剤師は調剤や服薬指導にとどまらず、医師等に対して医薬品の選択や、同種同効品についての助言を行うなど、医薬品の適正使用に貢献する幅広い活動が要求されました。
震災直後は、被災地外からの物資・医薬品供給が間に合わないため、被災地内での対応に頼らざるを得ません。医薬品集積所、避難所に於いて、薬剤師は、服薬指導や調剤にとどまらず、医薬品の仕分け及び管理も行います。
★垂水区は地元医薬品卸と契約を結び、災害時にはいち早く、医薬品を避難所に届けるべき体制を整え、神戸市9区の中で唯一、垂水区三師会(医師会・歯科医師会・薬剤師会)と医薬品卸参加の下、避難所への医薬品の供給、医療救護班の派遣を盛り込んだ災害訓練*を行っています。
*垂水区災害訓練の実施
東日本大震災のように、避難生活が長期に及ぶ場合、病気を持つ人が一番心配なのは、医薬品の供給です。
常日頃より、“薬の情報”管理をしておきましょう!